がんになって、よかったこと。

ステージ4の大腸がんになっておこった生活や思考の変化を率直に書きます。ネガティブなことばかりではなく、実はポジティブなことも多いのです。

20190115_【高揚と誇らしさと一区切りを感じている今のうちに。】

今日、僕が所属する株式会社ジェイエイシーリクルートメントの東日本エリア社員総会でした(弊社は12月末決算です)。

 

開場はグランドプリンスホテル新高輪、飛天の間。年末の音楽番組で使われている数百人収容の大会場に、東日本エリアの社員約700名が集まるのは、とても壮観でした。

 

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そして今帰宅して、やっと昨年度が締まったなという、感慨と新鮮な気持ちでいっぱいです。

 

思えば昨年は、僕個人にとって公私ともにとても濃密な一年でした。

2017年12月に4度目の手術を受け、クリスマス前には退院・帰宅していたものの体調がなかなか回復せずに新年がスタートしました。記録的寒波・大雪で体調にも障るだろうということでほとんどの時間を自宅ですごしていました。妻に勧められてメルカリをはじめたのもちょうどこのころです。

 

そして4月までは抗がん剤治療のため、通院と自宅療養。折れそうな気持を必死で留めながら副作用を乗り越える。転職活動真っただ中の親友とのお茶や食事が唯一の気晴らしであり、僕にとってはリハビリでもありました。

 

また、がんサバイバースピーカーとしてのスタートを切るためのキャンサーネットジャパンとの出会いを果たした(というより広告を勝手に見つけた)のもこのころ。Over Cancer Togetherの5期生募集告知に、雷を打たれたような衝撃を覚え、急いで申し込み準備をしたことを今でも覚えています。

 

5月から仕事に復帰。時短勤務からスタートし、同僚たちのサポートと顧客の理解を得て、比較的スムーズに仕事に戻ることができました。また、Over Cancer Togetherの養成講座やCancer Parentsのオフ会参加、西口洋平さんにお誘い頂き日経DUALの座談会にも参加したのもこのころ。

 

6月からは運命的な顧客や研修講師との出会いもあり、また多くの幸運・サポートにも恵まれ、業績は自分でもびっくりするくらい順調に。11月は念願の月間MVPも獲得し、自己ベストも大幅に更新。

 

スピーカーとしても8月にJapan Cancer Forumにて100名超の方の前でお話をさせて頂いたり、スピーカー登録をしたり、がんに限らない難病と向き合う多くの『戦友』を得て、自分の世界の広がりを感じていました。

 

そして12月。

スピーカーとしては、同僚と企画した【がんとキャリア】に関するイベントが大成功し、念願だった小学校でも授業を実施することができました。仕事においても一年の締めくくりとして自身の年間ベストを大幅更新し、本日成績上位者として表彰を得ることができました。

 

仕事においては自己ベストを大幅に更新する成長と、表彰による達成感を。

サバイバーとしては、スピーカーとして人前で話すことをにチャレンジし、そして新たな仲間と生きがいを得ました。

 

自分の内なる声に素直に従い、目の前のドアを開け続ければ、自分の望む・もしくはそれ以上の世界に連れて行ってもらえるということを、実感した一年でした。

 

今月ももう15日。生来の怠け者で面倒くさがりな僕は、油断すると前いた場所に逆戻りになりそうなので、今年もいろんな扉をあけながら、まだ見ぬ世界に向かおうと思います。

 

遅ればせながら、やっと2019年モード。

何卒宜しくお願い致します。