がんになって、よかったこと。

ステージ4の大腸がんになっておこった生活や思考の変化を率直に書きます。ネガティブなことばかりではなく、実はポジティブなことも多いのです。

20180513_僕(ら)はマンガで繋がり、強くなり、救われる、ということ。

ご存知の方も多いと思いますが、2017年に入ってから僕の中のマンガ熱がみっともないくらいに高まっています。もともと小学校から根っからのマンガ好きではありましたが、大人になってからはなんとなくコソコソ読むようになっていました。大の大人がマンガだアニメだってはしゃぐのはなんとなく恥ずかしいなという思いがありました。

 

が、やっぱり好きなものは好き。燃えるものは燃える。大きな病気して先のことが分からない現状、ホントは好きなものを恥ずかしがってモジモジしながら過ごすよりも、好きなものは好きと大声で叫んだほうが気持ちいい、ということに気づきました。

僕はマンガが大好きです!

 

クールジャパンの一翼として日本の一大輸出産業にもなった昨今、むしろマンガ/アニメは日本人の大事なアイデンティティではないでしょうか。だってみんな好きでしょ?マンガ。あの映画もあのドラマも最近はどれもこれもマンガ原作ばっかり。つまりマンガが日本のクリエイティブの根幹を担っているといっても過言ではない。マンガ最高。

 

現在個人的に追っかけている主なマンガは以下の通りです。どれか一つでもピンとくる方、語りましょう。

・キングダム(楊端和最高)

宇宙兄弟(六太最高)

ちはやふる(机君最高)

ボールルームへようこそ(ちーちゃん最高)

青の祓魔師(勝呂最高)

3月のライオン(二階堂最高)

センゴクシリーズ(権兵衛最高)

・王様たちのヴァイキング(坂井さん最高)

土竜の唄(パピヨン最高)

鋼の錬金術師(先日、勢いで全巻購入しちゃいました)

 

マンガってすごいですよね。突き詰めると作者が一人でその壮大な世界観の構築と緻密な執筆作業を両立させていて、人によってはその作業を一つの作品で何十年も行う。様々なキャラクターを生み出し、ストーリーという大きなうねりを導き、それを精巧な技術力と限られた時間内に紙に落とし込む。不断のクリエイティビティの賜物だと常々思っています。画家や音楽家と並び称される、素晴らしい創作活動です。

 

そしてさらにすごいのは、そうした作者の汗水魂こもった成果物である単行本がわずか数百円で買えるという驚異的事実!絵画やCDよりも圧倒的に安価!本当に感謝でしかありません。出版社の皆さんありがとうございます。最近は不法に無料で簡単にマンガが読めてしまうサイトもあるようですが、そんなのはマンガ家および出版社の方々の血と汗と涙を愚弄していると思います。ダメ、絶対。マンガは極力買いましょう。

 

あと、マンガって、作品を読んだり観たりして楽しむっていうのももちろんですが、それと同じぐらい『コミュニケーション媒介』としても非常に大きな効果を発揮するなと改めて思います。

 

好きなマンガを聞いてその人の物事の好みが分かったり意外な性格が垣間見えたり。

10代の頃に熱中したマンガの話で一気に距離が近づいたり。

次の展開をあれこれ話し合いながら何時間も時間を過ごしたり。

 

大人になると相手との距離を推し量りながら探り合いながらコミュニケーション取ることが多いと思いますけど、マンガはその距離を時にぐっと近づけてくれたり、時に交わした言葉や思っていた印象以上に相手の様子を雄弁に物語っていたり。

 

もちろん小説や映画、音楽もその媒介たりえますけど、マンガは手に取りやすくて読み易いという点でより媒介としての即効性が高いと思います。

 

『良い大人がマンガなんか読んで…』なんていう発想はもう古い。

 

マンガも大人のたしなみです。

もっとマンガの話をしましょう!

 

現場からは以上です。