がんになって、よかったこと。

ステージ4の大腸がんになっておこった生活や思考の変化を率直に書きます。ネガティブなことばかりではなく、実はポジティブなことも多いのです。

20180220_入院生活備忘録4‗自宅療養~抗がん剤治療開始まで

■12/14~22

・一日の半分寝たきり。頑張って起きたり近所のコンビニまで歩いてみるもののすぐ疲れて横になりたくなる。短期間とはいえ入院手術により体を酷使したことと、1日10回近い下痢から体力が回復していないことがおそらく原因。予定していた大学時代の友人たちとのプチ同窓会もドタキャンする始末。

上記のような半寝たきり生活の影響から、体力と体重がどんどん低下。体感としても筋力が落ちてきていることが分かり、悪循環に陥っているのがよくわかる。とはいえどうすることもできず…とりあえず寝る。

・食事についても胃腸に優しいもの、食べやすいものを本能的に欲するようでウイダーインゼリーや各種フルーツ(この時期近所のママ友からリンゴ、みかんを大量に頂いていた)を中心に生き延びる生活。入院時よりも食欲が落ちていた気がする。

・見かねた妻の勧めもあり、12/22朝病院に電話、上記事情を説明したところ来院するよう促され向かう。CTスキャンと血液検査で内臓の様子を確認する。一部の数値で弱っている様子はあるもののここが特に悪いという様子はなし。ただし下痢が続くのはよくないので、下痢止めを飲みましょうと促される。

※僕は2014年に重度の腸閉塞(腸が動かなくなり、排便が出来ず、食事もとれない)を発症してから、再発が怖くて下痢止めの類を飲むことをずっと恐れていたのですが、そうも言ってられないなと観念し、下痢止めを頂くこととなりました。

 

・併せて妻から勧められて正露丸も飲むように。おかげで日中の下痢は抑えられるようになり、その後も徐々に回数を減らすことに成功。

 

■2018年1月~

・年末年始は自宅でのんびり。下痢もおさまりはじめ、長女(28キロ)を短時間おんぶできるくらいには体力の回復を感じる。

・次女の誕生日前日となる1/6に急遽横浜への一泊プチ旅行を敢行。今まで家の周辺しか歩いていなかった人間が急遽電車で1時間の旅に出たこともあり、ホテル到着後(夕方)は夕食までベッドでダウンしてしまったが、子どもたちは久しぶりの遠出を楽しんでいる様子。

・翌日1/7は次女が前から行きたいと言っていたアンパンマンミュージアムへ。キャーキャー言いながら何度も滑り台を滑ったり、人形のどきんちゃんに興奮している様子を見て、連れてきた良かったと本当に思う。アンパンマンを既に卒業した長女(小学一年生)があまり楽しめてなさそうだったのは少々可哀想だったかも。

・1月3週目に入ってからは体調がかなり落ち着いてきたこともあり、時間の合う友人知人とお茶をすることも。

・あと、普段は自宅で本読むかテレビ見るかブログ書くかぐらいなのですが、妻に勧められてメルカリを始めてみました。これがまあ面白い。すごいですね、メルカリって。ほんと未来。色々触れたいことがあるのでこの件はまたどこかの機会で触れたいと思います。

 

・1/24からは術後補助療法としての抗がん剤治療を再開。前回の副作用による体調変化を若干忘れかけていたので、大丈夫っしょと思いながら開始するも、これがまあ地獄。轟々と炎に焼かれるような派手な地獄じゃなく、砂時計が全て落ちるのを針の上で待ち続けるような地味な地獄。

・いや違うな、むしろ罰ゲーム責めって感じ。苦いお茶や臭い缶詰や電気ショックを自らやり続けないといけない。苦い臭い痛いを、嫌なのに自らやりにいかなきゃいけない、肉体と精神のせめぎ合い。

 

抗がん剤治療やそこに伴うアレコレにも多分に触れたいのですが、上記せめぎあいに専念するため、一旦ブログをお休みします。

治療終了後、諸々整ったら再開します。

 

それでは皆様、また逢う日まで。