20180205_入院生活備忘録3‗手術翌々日~退院まで
■手術後2日目以降から退院まで。12/6~13
手術翌々日以降は、一般病棟で朝昼晩の検温、血圧測定、血糖値検査と食事および排泄の状況を管理されながら回復を待つ、という感じでした。ハイライトとしては以下の通り。
12/6
・夜中寝ぼけながら右の点滴をむしってしまい、想定より早く右腕の点滴が外れる。おそらくまだ全身麻酔の影響があった模様。磔にされて両手首左右それぞれ鎖につながっている夢を見ていた気がする…。起きたら汗びっしょり。看護師さんにもすんごい怒られた。
・食事はまだとれず、3食ともに小さい紙パックのフルーツジュース。飲み物が飲めるだけで超うれしい。甘いジュース美味しい。
・体温は常時38度台。しんどいとかはないが、寒気や熱さが交互にくる。ふとんを2枚もらい、夜は氷枕も貰う。
・ここ数日飲食採っていないにも関わらず排便もあり、人体の神秘を感じる(手術後は腸閉塞等の合併症が起きていないか確認するため、排便回数やおならの有無を看護師さんと顔合わすたびに確認されます。本ブログは今後も排便に関する記載がございます、あらかじめご了承ください)。
12/7
・食事提供開始、まずは三分がゆから。すりつぶされた煮物とお吸い物もある。が、いずれも薄味で食感も悪い、いわゆる病院食という感じ。腹いせとリハビリを兼ねて1階に入っているコンビニに飲み物を買いに行った。念願のレモンティー購入、美味しい。
・尿管と背中の痛み止めを外してもらう。点滴棒にかかっている袋や管が少なくなっていくことに『前に進んでいる感』を感じる。素直に嬉しい。
・排便は1日10回くらい(行き過ぎて数えていない)。いずれも下痢。水分を尿よりも下痢で出している感じ(食事や飲水あんまりしてませんが、点滴で1日3Lぐらい水分入っているので体には常時水分がある感じ)。おしりよりもお腹、もっというと腸が痛い感じ。腸が動いているのが分かる、気がする。おなかからボコボコ、ゴボゴボって音もなっている。割とずっと。下水管みたい。
・先生に聞くと、手術で胆管という消化管を取り除いたため、胃や十二指腸で食べたものが溜まらずするりと下に降りているのだろう、それを腸がせっせと運んでいるのだろうと。とはいえ人の体はなくなった部位を補う形で順応するし、胆管自体は無くなっても実は大きな影響が無いようなので、いずれ落ち着いてきますとのこと。
12/8
・先生に許可をもらいプリン、ヨーグルトを購入。甘いものは正義。生きる気力が増す。
・ドレーン(お腹から出ている管)を抜いてもらう。残す管は左腕の点滴のみ。
・シャワー浴びれるようになる。ドレーンが刺さっていた穴は自然と周囲の肉でふさがるから、気にせず洗っていいよとのこと。おいおいと思いながらも数日ぶりのシャワー、毎晩のように熱で汗びっしょりだったため、気持ちいい。でも疲れる。
・昨日同様下痢が続く。食事を採ると上から押し出されるような感覚で一気に便意が強くなる。食後も結局腸が活発になるし、歩いてても胃腸が揺れて便意が強まるので、なんだかんだ今日も通算で10回は行っている。しかもお腹切ってるので下痢特有の『自動でいきんでしまう』感じがまた痛い…。夜も便意で起きる。しかも深夜2時、深夜5時の2回。
・熱は変わらず38度台。起きる時はだいたい汗びっしょり。
12/9
・点滴が半日に。体に管がないというのはこんなにも自由で、こんなにも不安かと。たった数日にも関わらず、管を通して誰かに『生かされていた』ところから、自分一人の新陳代謝と治癒能力で『生きなければ』いけないと。モードを切り替えないとと思う。
・熱はなんとなく日中下がるようになってきたものの、37度台。
・排泄は昨日同様下痢が続く。もうこのペースにも慣れつつある。部屋を出る時は、常に自分の居場所とトイレとの動線を確認しながら移動している感じ。
12/10
・点滴なくなる。食事も全粥(普通食の一歩手前)に進化。おかずに鶏肉のソテー(2切れ)が入っていて、ごはんはおかゆなのにおかずでこんなお肉食べていいんだぁとちょっとびっくりした。
12/11
・普通食に到達!やっぱ白いご飯はおいしい。おかゆとご飯って全然違う。
12/13
・退院。
・母が迎えに来てくれて、一緒に電車で帰宅。タクシーでという選択肢も母は提示してくれたが、移動中に便意をもよおしたら怖いなという思いからあえて電車を選択。
次は自宅療養編。自宅帰ればあとは勝手に元気になるって思うでしょ?
案外そうでもなかったんです。
続きは次回。